2015年11月30日月曜日


- つい微笑んでしまう 中学2年の家庭科の作品とレポート - 

 先日の学校説明会の会場に展示されていた家庭科の作品に感動!!

 今回展示されていたのは、「家族へプレゼントを作って贈ろう」というレポートでした。以前には「郷土料理を作ってみよう」というレポートが展示されていました。「振り返りシート」には、「どんな気持ちを込めた作品か」そして「家族の方からコメント」という欄があります。そのひとつひとつのコメントが、とてもいい。家族への思い遣りと感謝と喜びにあふれています。家庭科の櫻庭先生は、料理や物作りを「❍❍のため」に作るということを大切にしているということです。
 

家族へのプレゼントのレポートから

  作ったもの:お守り

私はお父さんのためにお守りを作りました。なぜお守りにしたかというと、車で通勤することが多いからです。紐の部分はミサンガを手作りで作って、カラフルにしました。「上手」といってもらえてすごく嬉しかったです。お仕事頑張って欲しいです!!

  <お父さんのコメント>

    手作り品 とても嬉しかったです。初めてだったので大切にします。
 
    一針一針 心がこもっているのがわかり嬉しいです。
 

郷土料理のレポートから

○作ったもの:鶏飯:鹿児島県の郷土料理

初めて鶏飯(けいはん)を作りました。おばあちゃんの家に帰るといつも出てくるので一度自分で作れて良かったです。少し味が違ったので、もう一度作り、味を同じように作れるようになりたいです。

<お母さんのコメント>

母から受け継いだ伝統の味を娘に伝えるよい機会となり嬉しく思いました
   作り方を(味を)忘れずに受け継いでいってくれたらいいなと思います。
 
   とてもおいしくできました。

 

 他にも「いいな」とほのぼのとするコメントが沢山ありました。全部紹介できず、残念  
 です。思いを改めて言葉にすることもいいですね。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

2015年11月14日土曜日



                 ―  堂森さんへの礼状から ―
 
  先月講演をしていただいたパラリンピックテニス選手の堂森さんへの生徒の礼状を
 読んだ係の先生が、その内容に感激して、私の所へも届けてくれました。
  その一部を抜粋して紹介します。

❍ 私が堂森さんから学んだことは、挑戦しつづけることと後悔しないようにすること  
 です。私は、目立つことが苦手なので、基本的に自分から行動したり、自発的に発言
 したりしないので、挑戦しつづけることが大事という堂森さんの言葉がすごく『なる
 ほど』と思いました。失敗したときに、もっと行動すればよかったとか、気づいたと
 きに言えばよかったとか、後悔ばっかりしていて、なおそうと思っても、引っこみ思
 案な性格があってなかなかなおりません。
   これからは、堂森さんみたいに1回ざせつしても、あきらめずに挑戦していきたい
  と思います。                          (中学2年)


堂森さんの講演風景

❍ 挑戦し続けることが大切だという話を聞いて、今までの自分を振り返るとことがで
 き、あまり挑戦していないなあと思いました。一度しかない人生なので、もっと挑戦
 していこうと思うことができました。人生でつらいときにはどのように乗り越えてい
 くのかという質問に、何度も悩んで得たことを次に生かすことを繰り返すことで乗り
 越えることができるとおっしゃっていました。自分もまだすごく苦しい経験はしてい
 ないけれど、苦しいときには、素直に悩んでいいんだなと勉強になりました。続けて
 いれば、誰かが見ていてくれるという言葉も印象に残りました。堂森さんも、努力を
 続けていたからこそ、今はたくさんのすてきな方々に囲まれて、テニスという素晴ら
 しい人生を見つけられたんだと思いました。            (高校1年) 


❍ 私は今回堂森さんの話を聞き、人は何度失敗や挫折にぶちあたっても、乗り越える
 ことができる、また楽しく生活ができるということを教わりました。私はすごくネガ
 ティブな性格で、ちょっと失敗したり思い通りいかなかったりするとすぐに落ち込ん
 でしまい、そのあともズルズルと引きずってしまいます。私はそんな自分が嫌いでし
 た。でも、堂森さんの今の活躍している姿やいつも笑顔なところを見て、自分も堂森
 さんみたいな人になりたいと思いました。             (高校2年)

 
  この他にも紹介したい感想が沢山ありました。 
  素直な心で、堂森さんの言葉を真っ直ぐに受け止める感性が貴いと思い、また前向き
 に自分の人生に向き合おうとしている姿勢を頼もしく感じました。
  堂森さんの講演を聴いたこの生徒達が、充実した人生を送り、いつの日か、今度は自  
 分が藤村女子の後輩に語る日が来るかも知れません。そんな日が来るのが楽しみです。




2015年11月1日日曜日

                    ― We    吉祥寺    吉祥寺から世界へ ―

     「それいいね!!」というブログの名称は、HP担当の先生が付けてくれたものですが、最近それが私の口癖だからということを知りました。「色々な提案の相談に行くと『それいいね』とか『いいね、いいね』と校長が言う」ということでした。「いいね」などとなんと偉そうに言うのかと申し訳ない思いで反省しますが、先生方が折々に「生徒にとって」という前提で色々なことを考えていることに日々「いいね いいね」と感動しています。
 さて、その「いいね」の一つが「We  吉祥寺」です。  (We ラブ 吉祥寺と読みます)
 吉祥寺は「リクルート住まいカンパニー」のアンケートで「関東で一番住みたい街」ということです。井の頭公園があり、駅の周辺は 新しさと昔ながらの良さが混在しているところが老若男女に渡って人気のようです。 
 本校はこの吉祥寺商店街の一角にあり、吉祥寺の街の息づかいを肌で感じながら、街と共に教育実践を積み重ねてきました。藤村女子だからこそ出来る「吉祥寺をフィールドとした創造と発信の教育」を、略して「We  吉祥寺」と名付けました。 

  今年は有志で「吉祥寺マップ」の作成をしています。亜細亜大学に在籍している外国人留学生に取材して作成しているそうです。留学生が「吉祥寺に行ってみたい」と思えるような地図だということです。楽しみです。
 他にも
   ・吉祥寺の季節毎の祭りやイルミネーション点灯式などに参加
   ・中学生の吉祥寺商店街での職場体験
   ・毎日行列のできる名店「吉祥寺さとう」の「メンチカツ(バーガー)」の校内販売。希望者多数         
    で3日間に渡って限定販売(生徒の強い要望で今年実現)
   ・文化祭企画「ペッパーのファッションショー」に「ユニクロ吉祥寺店」からも出品と審査員のご 
    協力。(これも今年初)
   ・国語の授業として地元の方の戦争体験のお話    などなど
 
  お世話になっていることを実感し、「吉祥寺への貢献」も微力ながら実践しています。
  学校周辺の「朝清掃」は、クラス輪番で実施し、藤村の伝統になっています。
  武蔵野市が実施している「朝一番隊」の駅周辺の清掃活動や防災フェスティバルなどに、クラブ 
 単位で参加するようにもなりました。  
  
  まだまだどんなことが出来るか模索中とのこと。吉祥寺スイーツや吉祥寺グッズなどアイディアは色々出ているようです。
 生徒達がいきいきと楽しんでいることが何より嬉しく、わくわくします。


   




  戦争体験を伺った国語の授業












 東部防災フェスティバルのお手伝い
        (バスケット部)
                  







 「朝一番隊」駅前清掃に参加(新体操部)

2015年10月18日日曜日




               充実の一週間 -
 吉祥寺の街はハロウィンの飾り付けが賑やかです。延期されていた演技発表会もようやく実施でき、この一週間は、とても充実していました。
12日(月)  新体操「ふじむらcup(小中学生の大会)
昨年より50名ほど多い217名参加した。この選手の中から世界大会やオリンピックに出場する選手が育っていくのだろうと思うと、楽しみでなりません。「頑張って」と心からの声援を送りました。

13日(火)  「演技発表会」
 雨とグランド状態の不良により延び延びになっていた「演技発表会」が、爽やかな晴天の下で行なわれました。
 3年生にとっては最後の行事。思いのこもった演技でした。3年生の演技が終わったところで、全員が整列し、「3年間、6年間ありがとうございました」と保護者に向かって挨拶。保護者席からは一斉に拍手。鳴り止まない拍手感動的でした。(「ふじむらニュース」もご覧下さい)
  
15日(木)  車椅子テニスのパラリンピック選手 堂森佳南子さんの講演
 北京パラリンピック、ロンドンパラリンピックに出場された堂本さんは、とても明るく前向きで、魅力的な方でした。世界の舞台で活躍している堂森さんの話は、生徒にとって、一言ひとことが心に響くものだったと思います。
 「一生懸命やっていれば、応援してくれる人が必ず現れる」
講演の中で、堂森さんが話された言葉です。とても印象的でした。講演の最後に設けられた質問タイムでは、生徒からの質問がつづき、時間の関係で質問を打ち切るほどでした。講演の後には、車椅子テニスの体験をさせていただきました。
 堂森さんに身近に接して、すっかりファンになってしまいました。同じ気持ちになった生徒も沢山いたに違いないと思います。これからの活躍を応援するのが楽しみです。
 このブログを読んだ皆さんも是非インターネットで「堂森佳南子さん」を検索してみてください。「みんなのスポーツ」や「テレビ東京 生きるを伝える」の動画もあります。

17日(土)  学校説明会
 前回よりも多くの参加者があり、嬉しく思いました。在校生が藤村女子の学園生活を紹介しました。ひとりでも多くの生徒・保護者の皆さんに藤村女子の良さを知っていただき、藤村女子の教育を次の世代に伝えていきたいと思っています。
 忙しくも、生徒たちの生き生きした顔にあふれた1週間となりました。


         

              

   演技発表会
(写真は予行のもの)















堂森佳南子選手の
講演と体験風景


2015年10月8日木曜日

                                  - 学習センターの風景 -

   学習センターは、放課後学習室で、授業終了後から8時半まで開いています。担当教員と大学生チューターが常駐し、質問に答えるとともに学習法などのアドバイスをしています。
  昨日の夜7時頃、4階にある学習センターの前を通りかかりますと、10人ほどの生徒がもくもくと勉強している姿があり、別室では東大生のチューターが生徒の質問に丁寧に答えていました。クラブ活動が終わってから来室する生徒は時間と共に増え、1日30名ほどの生徒がこの学習センターを利用しています。
  ふと見ると、ひとりの生徒が机に突っ伏して寝入っています。体調でも悪いのだろうかとセンター長に尋ねると「クラブ終了後に毎日のようにここで勉強していく生徒です。今日は疲れてしまったのでしょうからこのまま寝かせておきます」とのことでした。ここを利用する生徒一人ひとりをよく見ていただいていると感動、感謝です。センター内はとても静かでアットホームな雰囲気でした。
  黙々と勉強する生徒たちも、この日は寝入ってしまった生徒も、その心意気がいつか実る日があるでしょう。がんばれ!と心からのエールを送りました。


 







 
 

                     - 吹奏楽部 全国大会出場決定 -

  第21回日本管楽合奏コンテストの予選(録音審査)が先週行われ、全国大会高等学校A部門への出場が決定しました。夏の第55回東京都高等学校吹奏楽コンクールBⅡ組での金賞受賞に続いてのうれしい決定です。意欲的な練習や活動が実を結びました。
  本校の吹奏楽部は少人数ではありますが、それを感じさせない豊かなサウンドを響かせます。式典や文化祭の演奏とはまた違ったコンクールでの演奏を、生徒の皆さんにも一度は聴く機会を設けたいと思っています。
  全国大会は文京シビックホールで開催され、本校の演奏は、10月31日(土)の予定です。楽しみです。



              夏の東京都高等学校吹奏楽コンクールでの演奏風景  


              日本管楽合奏コンテスト審査用の演奏録音前の風景

2015年9月29日火曜日


                  - 文化祭が盛大に行なわれました - 
             


  今年の文化祭も、保護者、卒業生、卒業生の保護者のみなさんも企画に加わっての大変温か味のある文化祭でした。来場者は2、000名と盛況でした。
  高校3年生にとっては、藤村での最後の文化祭ということで、思いを込めて準備をしてきました。「高校生活最後の演技です。ここまで支えてきてくれた全ての人たちに感謝の気持ちを込めて精一杯演技します」 こうアナウンスが流れると、保護者の方々をはじめ会場にいるみんながジーンと胸を熱くして演技に注目し、盛大な賞賛の拍手を送っていました。
 また、文化祭全体の基本方針からレイアウト、企画の調整まで、生徒会・文化祭実行委員会が担当してきました。実に意欲的な活動ぶりでした。入場口のアーチやモニュメントは、夏休みに何日も登校して作ってくれたものです。
 文化祭は、それぞれの思いのこもった、そして、それぞれの記憶に残るものだったと思います。


             - 第一回世界ロボット服飾ファッションショー開催 -
                         
  今年の文化祭では新しい企画として「世界で初の」人型ロボットPepperのファッションショーが行われました。大げさにも「世界初の~」としましたが、本当のところは「初」かどうかは知りません。夏休みに入ってから本校柳舘教頭から「Pepperを使ったファッションショーを企画したい」との提案があったとき確かにロボットの服飾開発は無限の可能性を感じさせる新たな分野だとその発想に感心しました
  夏休み中の8月も中旬の「ファッションショー要項」の案内でしたが、文化祭前日までに、生徒や保護者、教職員からの作品(7品)やデザイン画の応募がありました。また、審査員に加わっていただきましたユニクロ吉祥寺店店長の若桑様、サービスストアマネージャーの横田様、トンボ学生服の吉野様からも模範作品をご提供いただきました。
  当日司会を担当してくれた高3の齋藤さん、横田さんの掛け合いも、プロ顔負けの素晴らしいものでした。2年山本さん、岡野さんも着せ替えで大活躍。お陰様で「Pepperファッションショー」は大成功でした。
 文化祭は、作品や演奏、演技の「発表の場」であるとともに、新たな発想や企画の「発掘の場」となっていくことも期待します。
 





















2015年9月24日木曜日

              - いよいよ文化祭  紺のポロシャツ大活躍 -

 夏の名残の暑さの中、生徒達は演技発表会、文化祭の準備といつにもまして忙しく過ごしてきました。今年は「紺のポロシャツ」がひときわ爽やかに目に映ります。これは、昨年度の生徒会長が公約にあげて提案作成したもので、今年の6月から夏の制服の一つとなったものです。

  演技発表会や文化祭などの行事の度に思いますが、行事の諸準備、細やかな段取りから、交渉、重い荷物運びも全て生徒が分担して担当し、協力し合って実行しています。ひとり一人が、時にリーダーとなって、時にフォロアーとなって円滑に行われます。この生徒達のすがすがしいまでの行動力が実にかっこいい! 伸びやかに、ごく自然に、自立心や積極性が育っています。これこそ女子校の良さ・特徴であると実感します。本校は、それを大切にして女子教育を実践してきました。その歴史は学校生活の随所に感じ取れます。この「紺のポロシャツ」も、その一つとして、藤村の中で生きていくことでしょう。

 先週実施予定でした演技発表会は、残念ながら雨とグランド状態の不良により予備日を含めて実施できませんでした。しかし、体育科の先生が中心に、生徒が一生懸命練習してきましたので何とか発表する機会を設けたいと手を尽くし、10月13日大井競技場で行うことになりました。

  さて、今週末の9月26日(土)、27日(日)は文化祭です。卒業生や保護者、卒業生の保護者の方々も参加して盛り上げます。正面玄関には今年の文化祭のシンボル「みんなの力で完成させる」作品が準備万端で待っています。
  どうぞ、お気軽にお越し下さい。

 

2015年9月12日土曜日

校長ブログ、始めました!

-平成27年度2学期がスタートしました-

 この2学期のスタートは、いつもとは少し違ったスタートとなりました。それは、始業式に続いて、カナダからの留学生ジェシーさんとアメリカからのネイティブの先生、サラ先生とヤヤ先生を迎えてのウェルカムセレモニーがあったからです。
 ウェルカムセレモニーは、生徒会の主催で行われ、生徒会長の挨拶と留学経験のある生徒からの挨拶の後、新体操部による歓迎演技で大変盛り上がりました。ジェシーさんの一生懸命勉強してきた日本語でのスピーチには、全生徒から感嘆の声があがりました。ジェシーさんは、生徒で組織されたバディ達のサポートを受けながら、高校2年生の一員としてこれから1年間を過ごします。英語と日本語を教え合いながら、互いにとても良い勉強となることでしょう。
  また、本校の英語ネイティブの先生は、ジャレット先生、ジェーン先生の2名でしたが、この2学期からはサラ先生、ヤヤ先生が加わり4名となりました。英語を日常的に使う機会を増やし、添削指導や、英語以外の授業の指導、ホームルーム指導など多岐にわたる指導をお願いしています。

 さて、この夏休みの間、生徒は夏季講習や勉強合宿、クラブの合宿や練習、大会等々、大変活発で意欲的な毎日を送ってきました。今年もまた様々なチャレンジや成果の報告が聞かれました。その中から3つ紹介します。
   ・バレーボール部:体育科・体育コースを有する高校の全国大会出場  初の8位入賞     
       ・吹奏楽部:東京都高等学校吹奏楽コンクールBⅡ組出場  金賞受賞
                         吹奏楽部顧問に今年から都賀先生を迎えました。都賀先生は前任校を
                  全国大会出場常連校に育てあげた指導者です。就任早々の金賞受賞です。
  ・新体操部:「OG会」が開かれました。現在も新体操に関わり、第一線で活躍されて
                           いる方々が集まりました。OGのみなさまからは、後輩たちへの温かな
                           言葉をいただいたそうす。新体操部のブログもご覧下さい。

 2学期に入り、藤村女子中学高等学校ならではの行事である「演技発表会」(9月17日)や「文化祭」(9月26・27日)に向けて、全生徒、卒業生、保護者,教職員が一丸となって準備を進めています。是非、ご来場下さい。